ベケット作品邦訳出典目録
この目録は『ベケット伝・下巻』(高橋康也ほか訳,白水社,2003)の「ベケット作品邦訳出典目録」(岡室美奈子作成)をもとに加筆したものです。 まだ改訂中ですので、問題点や抜け落ちがございましたら「お問い合わせ」からご連絡ください。ご協力お願い致します。(08年09月13日・12年02月20日片岡昇改訂)
- 戯曲、小説、詩、その他に分類し、五十音順に邦題を示した
- 英語版とフランス語版で原題が異なる場合は、出版順に両方を示した
- 単行本として出版されている作品には『 』を付した
- 邦訳書名にはAmazon.co.jpへのリンクを張った(PR)
戯曲
『あしおと』(Footfalls / Pas)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
『あのとき』(That Time / Cette fois)
高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット2 勝負の終わり/クラップの最後のテープ』,白水社,1990年
『息』(Breath / ‘Souffle’)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
『行ったり来たり』(Va et vien / Come and Go)
安堂信也・高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット2 勝負の終わり/クラップの最後のテープ』,白水社,1990年
『エレウテリア』(Eleutheria)
坂原眞理訳『エレウテリア(自由)』,白水社,1997年
『オハイオ即興劇』(Ohio Impromptu / Impromptu d’Ohio)
高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット3 しあわせな日々/芝居』,白水社,1991年
『カスカンド』(Cascando)
安堂信也・高橋康也訳『ベケット戯曲全集2』,白水社,1967年
『カタストロフィ』(Catastrophe)
高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット3 しあわせな日々/芝居』,白水社,1991年
『……雲のように……』(…but the clouds… / …que nuages…)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
高橋康也訳『消尽したもの』,白水社,1994年
『クラップの最後のテープ』(Krapp’s Last Tape / La dernière bande)
安堂信也・高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット2 勝負の終わり/クラップの最後のテープ』,白水社,1990年
『クヮッド』(Quad)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
高橋康也訳『消尽したもの』,白水社,1994年
『ゴドーを待ちながら』(En attendant Godot / Waiting for Godot)
安堂信也・高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット1 ゴドーを待ちながら』,白水社,1990年
『言葉と音楽』(Words and Music / Paroles et musique)
安堂信也・高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット3 しあわせな日々/芝居』,白水社,1991年
『言葉なき行為』(Acte sans paroles / Act Without Words I)
安堂信也・高橋康也訳『ベケット戯曲全集2』,白水社,1967年
『言葉なき行為 II』(Acte sans paroles II / Act Without Words II)
安堂信也・高橋康也訳『ベケット戯曲全集2』,白水社,1967年
『しあわせな日々』(Happy Days / Oh les beaux jours)
安堂信也・高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット3 しあわせな日々/芝居』,白水社,1991年
『芝居』(Play / Comédie)
安堂信也・高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット3 しあわせな日々/芝居』,白水社,1991年
『芝居 下書き I』(Fragment de théâtre I / Rough for Theatre I)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
『芝居 下書き II』(Fragment de théâtre II / Rough for Theatre II)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
『勝負の終わり』(Fin de partie / Endgame)
安堂信也・高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット2 勝負の終わり/クラップの最後のテープ』,白水社,1990年
『すべて倒れんとする者』(All That Fall / Tous ceux qui tombent)
安堂信也・高橋康也訳『ベケット戯曲全集1』,白水社,1967年
『なに どこ』(Quoi où / What Where)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
『ねえジョウ』(Dis Joe / Eh Joe)
安堂信也・高橋康也訳『ベケット戯曲全集2』,白水社,1967年
『残り火』(Embers / Cendres)
安堂信也・高橋康也訳『ベケット戯曲全集1』,白水社,1967年
『フィルム』(Film)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
『モノローグ一片』(A Piece of Monologue / Solo)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
『幽霊トリオ』(Ghost Trio / Trio du fantôme)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
高橋康也訳『消尽したもの』,白水社,1994年
『夜と夢』(Nacht und Träume)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
高橋康也訳『消尽したもの』,白水社,1994年
『ラジオ・ドラマ 下書きI』(Esquisse radiophonique / Rough for Radio I)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
『ラジオ・ドラマ 下書きII』(Pochade radiophonique / Rough for Radio II)
高橋康也訳『ベケット戯曲全集3』,白水社,1986年
『ロッカバイ』(Rockaby / Berceuse)
高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット3 しあわせな日々/芝居』,白水社,1991年
『わたしじゃない』(Not I / ‘Pas moi’)
安堂信也・高橋康也訳『ベスト・オブ・ベケット2 勝負の終わり/クラップの最後のテープ』,白水社,1990年
小説・短編
「いざ最悪の方へ」(Worstward Ho / Cap au pire)
長島確訳『いざ最悪の方へ』,書肆山田,1999年
「追い出された男」(‘L’Expulsé’ / ‘The Expelled’)
片山昇訳(「短編と反古草紙」Nouvelles et Textes pour rien / Stories and Texts for Nothing)『短編集』,白水社,1972年
「終わり」(‘La fin’ / ‘The End’)
片山昇訳(「短編と反古草紙」Nouvelles et Textes pour rien / Stories and Texts for Nothing)『短編集』,白水社,1972年
『蹴り損の棘もうけ』(More Pricks than Kicks / Bande et sarabande)
川口喬一訳『蹴り損の棘もうけ』,白水社,2003年
『事の次第』(Comment c’est / How It Is)
片山昇訳『事の次第』,白水社,1972年
「死せる想像力よ想像せよ」(Imagination morte imaginez / Imagination Dead Imagine)
片山昇訳(「死んだ頭」Têtes mortes)『短編集』,白水社,1972年
「たくさん」(Assez / Enough)
片山昇訳(「死んだ頭」Têtes mortes)『短編集』,白水社,1972年
「断章(未完の作品より)」(D’un ouvrage abandonné / From an Abandoned Work)
片山昇訳(「死んだ頭」Têtes mortes)『短編集』,白水社,1972年
「鎮静剤」(Le Calmant / The Calmative)
片山昇訳(「短編と反古草紙」Nouvelles et Textes pour rien / Stories and Texts for Nothing)『短編集』,白水社,1972年
「遠くに鳥が」(‘Au loin un oiseau’ / ‘Afar a bird’)
高橋康也訳『また終わるために』,書肆山田,1997年
「なおのうごめき」(Stirrings Still / Soubresauts)
長島確訳『いざ最悪の方へ』,書肆山田,1999年
「なく」(‘Sans’ / ‘Lessness’)
安堂信也訳『短編集』,白水社,1972年
「なんと言うか」(‘Comment dire’ / ‘What is the Word’)
長島確訳『いざ最悪の方へ』,書肆山田,1999年
『名づけえぬもの』(L’Innommable / The Unnamable)
安藤元雄訳『名づけえぬもの』,白水社,1970年
『並には勝る女たちの夢』(Dream of Fair to middling Women)
田尻芳樹訳『並には勝る女たちの夢』,白水社,1995年
『初恋』(Premier amour / First Love)
安堂信也訳『初恋/メルシエとカミエ』,白水社,1971年
『伴侶』(Company / Compagnie)
宇野邦一訳『伴侶』,書肆山田,1990年
「被昇天」(‘Assumption’)
高橋康也訳『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
『人べらし役』(Le Dépeupleur / The Lost Ones)
安堂信也訳『短編集』,白水社,1972年
「びーん」(Bing /‘Ping’)
片山昇訳(「死んだ頭」Têtes mortes)『短編集』,白水社,1972年
『反古草紙』(Text pour rien / Texts for Nothing)
片山昇訳(「短編と反古草紙」Nouvelles et Textes pour rien / Stories and Texts for Nothing)『短編集』,白水社,1972年
『また終わるために』(Pour finir encore et autres foirades / For to End Yet Again and Other Fizzles)
高橋康也・宇野邦一訳『また終わるために』,書肆山田,1997年
『マーフィー』(Murphy)
川口喬一訳『マーフィー』,白水社,2001年
三輪秀彦訳『マーフィー』,早川書房,1970年
『マロウンは死ぬ』(Malone meurt / Malone Dies)
高橋康也訳『マロウンは死ぬ』,白水社,1995年
「みじろぎもせず」(‘Immobile’ / ‘Still’)
高橋康也訳『また終わるために』,書肆山田,1997年
「見ればわかる」(‘Se voir’/‘Closed place’)
高橋康也訳『また終わるために』,書肆山田,1997年
『メルシエとカミエ』(Mercier et Camier / Mercier and Camier)
安堂信也訳『初恋/メルシエとカミエ』,白水社,2004年
『見ちがい言いちがい』(Mal vu mal dit / Ill Seen Ill Said)
宇野邦一訳『見ちがい言いちがい』,書肆山田,1991年
『モロイ』(Molloy)
安堂信也訳『モロイ』,白水社,1995年
『ワット』(Watt)
高橋康也訳『ワット』,白水社,2001年
詩
「アルバ」(‘Alba’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「いずれとも知れず」(‘Neither’)
堀真理子訳『ユリイカ』,青土社,1996年2月号
「ヴォージラール通り」(‘Rue de Vaugirard’)
片山昇訳(「フランス語詩」Poèmes)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「A・D・の死」(‘Mort de A. D.’)
片山昇訳(「フランス語詩」Poèmes)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「カスカンド」(‘Cascando’)
高橋康也訳(「二つの詩」‘Two Poems’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「血膿I」(‘Sanies I’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「血膿II」(‘Sanies II’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「こだまの骨」(‘Echo’s Bones’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「愁嘆の歌I」(‘Enueg I’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「愁嘆の歌 II」(‘Enueg II’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「ドルトムント・ビール」(‘Dortmunder’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「禿鷹」(‘The Vulture’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「被昇天」(‘Ascension’)
片山昇訳(「フランス語詩」Poèmes)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
『ホロスコープ』(Whoroscope)
高橋康也訳『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「マラコーダ」(‘Malacoda’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「ヤガテ夜明ケトナリヌ」(‘Da Tagte Es’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「夕べの歌I」(‘Serena I’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「夕べの歌 II」(‘Serena II’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「夕べの歌 III」(‘Serena III’)
高橋康也訳(「こだまの骨」‘Echo’s Bones’ in Poems in English)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「リュテシアアレーヌ闘技場」(‘Arènes de Lutèce’)
片山昇訳(「フランス語詩」Poèmes)『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
その他
「ヴァン・ヴェルデ兄弟の絵画―または世界とズボン―」(‘La Peinture des van Velde, ou: le monde et le pantaloon’)
岩崎力訳『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「障害の画家」(‘Peintre de l’empêchement’)
井上善幸訳『水声通信 22 サミュエル・ベケット』,水声社,2008年1/2月号
『ダンテ・・・ブルーノ・ヴィーコ・・ジョイス』(‘Dante…Bruno.Vico..Joyce’)
川口喬一訳『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
『プルースト』(Proust)
楜沢雅子訳『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「三つの対話 ―サミュエル・ベケットとジョルジュ・デュテュイ―」(‘Three Dialogues’ / ‘Trois Dialogues’)
高橋康也訳『ジョイス論/プルースト論』,白水社,1996年
「廃墟の都」(‘The Capital of the Ruins’)
久米宗隆訳『サミュエル・ベケット——ドアはわからないくらいに開いている』,早稲田大学演劇博物館,2014年