日本サミュエル・ベケット研究会は、
アイルランド生まれのノーベル賞作家サミュエル・ベケット(1906-89)の文学の研究を目的とし、
年2回の定例会(例年7月と12月)を中心に活動しています。

研究会の情報や国内のベケット関連のトピック

  • 記念論集の刊行、インタヴュー・プロジェクト

    『ベケットのことば』刊行

    日本サミュエル・ベケット研究会は2023年に結成30周年を迎え、

    記念論集『ベケットのことば』(未知谷、2023)が刊行されました。

    目次

    第1部 小説のことば

    ・ベケットの小説から消えた手足 − 清水さやか

    ・無をめぐる言葉 − 川島知也

    ・内なる自己の「真実」− 対馬美千子

    第2部 越境することば

    ・『あのとき』における視覚と聴覚のモンタージュ − 石川太郎

    ・霊媒化する身体 − 岡室美奈子

    ・テレビにおける幻視、動き出す絵画的イメージ − 朴夏辰

    ・『なに どこ』をとおしてみる作家の苦悩 − 堀真理子

    第3部 響き合うことば

    ・「失敗」の美学 − 宮脇永吏

    ・ベケットのダンテ的意匠 − 井上善幸

    ・マラルメの影 − 近藤耕人

    「サミュエル・ベケット・インタビュー・プロジェクト」

    研究会の結成30周年に伴い「サミュエル・ベケット・インタビュー・プロジェクト」が始動し、2023年12月、ウェブページが開設されました。

    本企画は、ベケットの魅力を広く伝えるとともに、研究や創作の現場に携わる方々の「なまの声」をお届けしていくインタビューシリーズです。

    第一弾は、研究会立ち上げメンバーの一人である、森尚也氏へのインタビューです。

    ぜひご覧ください。